わたしのグランパ

石原さとみ初主演映画。栃木・渡瀬川でたたずむ彼女のシーンで始まりエンディングも同じシーンで終わる、いわば回想の物語。刑務所帰りのグランパ 祖父(菅原文太)と過ごす数カ月の日々は彼女を大きく成長させる・・はかなくも優しいストーリー。

河にたたずむシーンで「人生68年って・・・どれだけ長いんだろう。14才の私には、これから54年。。それは永遠のように思える・・」(趣旨)と心の中で話すセリフがある。グランパの年齢と比較して自分の人生についてもの思うシーンであるが、渡瀬川の映像が比喩されてとても深く感じる言葉だ。

10代の頃は誰もが自分が老いる事など考えもしないと思う。中学生だった彼女は破天荒なグランパとの関わりの中で自分の人生があまりにも長く、その中で何が起こるなんて考える事もできない壮大さにたたずむ事で物語を結んでいるのであろうと勝手に解釈している。

また、石原さとみと菅原文太のストレートな演技に対して浅野忠信のクセのある存在感がいいアクセントになっている。彼は菅原がこの映画にキャスティングされている事を知り出演を快諾したという。

ただこの映画、監督は現代のおとぎ話と説明されていたようで、主人公が宙に浮いたりする場面が中途半端に入っているのだが、これはなくて良いと思う。

さて、その後、石原さとみはNHK「てるてる家族」の主演の一人、「義経」のヒロインに抜擢もされ女優の王道を歩んでいますね。本人がどう感じているかわかりませんが、彼女の人生もまた想像もしていなかった展開なのかもしれませんね。

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