今、もしも自分がこのような世代だったら、学校生活を過ごして行けれるのだろうか?と思うほど、子供たちの社会は、居心地の悪いものなのかもしれない。
ただ、この映画で主人公 笹岡澪(黒川芽以)が出した結論、「許す」という「寛容性」は、最大の強さなのだろうと感じる。
この作品は、当時15歳の現役中学生だった牛田麻希が手掛けた小説をコミック化した同名少女漫画を映画化したもので、リアリティあるキーワードで、この世代の世界を描いている。
主人公 澪はクラスではリーダー的な存在で、地味でおっとりしている潮崎マリア(美波)を臭いからとプールに突き落としたり、ノートに落書きをしたり…。そんな行為を「潮崎マリアに対する不快感への正当防衛」と称して、悪びれる様子もなく、当然のようにいじめていた。
しかし、ある日、新谷麻綺(沢尻エリカ)が転校して来る。気さくで明るい麻綺は、あっという間にクラスの人気者になっていく。そして、澪は今度は、麻綺をいじめのターゲットとするのだが・・・澪は、クラスメートに裏切られ今度はいじめられる立場となってしまう。
作品のテーマとしては、重い雰囲気なのであるが、キャスティングされている若手女優を瑞々しく映像化しており(ある意味、こういう世界が好きな人は大好きかもしれない・・・。あー私のことかって?そうです。その通りです!)この「いじめ」というテーマとミスマッチな感触がこの映画の特長であるともいえるかな。
ちなみにこの作品、小説や漫画が中高生を中心に大ヒットしていて前評判が高すぎた為か「いじめのシーンなどにリアリティが感じられない」「淡々と美しく撮って美化しすぎ」など原作ファンからは厳しい批評をされたようです。
しかし、若手女優NO1と言われる、黒川芽以や沢尻エリカなどがブレイク前に出演している作品として見応えはあるのではないかと思います。



