広末涼子が学生役などの映画はこの作品が最後になりそうですね。
物語はまさに写真で結ばれる恋愛がテーマ。思春期の頃、大きな世の中に対して、あまりにもちっぽけな自分に対する苛立ちや焦燥感を松田龍平が等身大の好演をしています。
物語の前半、二人の出会い、大学での日常、静流(広末)と写真・・など映像がイメージフィルム的なものが多く「おいおい、このまま最後までいくのかよ?」と思ってしまいましたが、ここの場面は後から思い出としてフィードバックされる部分です。音楽が映像を引き立てる役割をしっかり果たしていました。
好みの問題かもしれませんがキャスティングに疑問が残りました。二人の女優についてです。(1)広末涼子ー瑞々しさを感じられなくなってしまったのは一連のパッシングのせいなのでしょうか?数年前の馴れない雰囲気をまだ持っていたなら良かったと思うのですが・・。妙に大人くさい感じがして、あんまり良いキャスティングに思えませんでした。
ただ松田龍平は、この作品の主人公には、ぴったりであるし、才能のある若手ではあると思う。しかし、演技としては静かなタイプの俳優で表現力とかは、まだこれからという気がします。そういう意味で広末のような場数を踏んだ女優と組ませてバランス良い表現にしたいと考えたのかもしれない。また、少し女性に嫌われるタイプとしてのキャスティングを狙ったのかもしれない。でも、他にまだベストな人がいるのではないかと思う。
(2)小池栄子ーこれは・・小池では演技が浅過ぎるだろう!と突っ込みたくなる。ちょっとこれは駄目だ。どうしても小池ということなら、もっとダーティに汚しても良かったと思う。
結論として映像、脚本、音楽がほぼ良かったのでバランス良く、安心して楽しんで見れます。欲を言えば、もうちょっとメリハリがあっても良かった。
でも、やはりキャスティングかなぁ・・。よく検討した結論だと思うけど。静流(広末)には「可憐さ」「はかなさ」を出してほしかったけど広末からは「たくましさ」を感じてしまった。アヤ(小池)は、「弱さ」「狂気さ」より「健康さ」「ガサツさ(笑)」みたいなものを感じてしまった。松田龍平は、はまってますよ。いい感じでありますね。あと、ちょっと寒い小ネタもけっこうあります^^;



