茄子 アンダルシアの夏

世界3大自転車レースの一つ“ブエルタ・ア・エスパーニャ”。
鮮やかなブルーの空、その下に広がる夏の南スペイン・アンダルシア。ペペ・ベンネリはコースがふるさとの街をさしかかる中、ひたむきにペダル漕ぐ。

今日はペペにとって最悪の日であった。

レースの最中にスポンサー「パオパオビール」がぺぺの解雇を考えていることを聞いてしまい。そして何よりも今日は、元恋人カルメンとペペの兄アンヘルの結婚式なのである。
ペペが兵役に服してる時、兄にカルメンを奪われてしまったのだ。

レースでペペは、ふるさとアンダルシアを走りながら今までの人生を振り返る。

「何が悪いわけでもない」・・・のであるが今のペペの置かれている状況は最悪。その状況を振り払うようにペペは走り、続ける。。。ゴールが近づくにつれぺぺの心に様々な思いがよぎる。

ぺぺはレースに勝利するのであろうか?また、ぺぺの置かれている立場を振り払い勝利をつかめるのであろうか?

ジブリ作品のティストを受け継ぎながらコミカルな表現も加え、最後は、爽快感あり、また切なさもある大人のドラマ。でも、何故か、後味スッキリな作品。

全編47分のアニメ映画。
長時間に渡る単調なレースは、実況中継をテレビで見ていても飽きてしまうのにアニメ映画として高坂希太郎が初監督として無駄がなくスピード感あふれる作品に仕上げている。

高坂監督は、スタジオジブリの大ヒット作『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などで作画監督を務めている。

原作はコミック「茄子」(アフタヌーンKC)の一篇。

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