ニライカナイからの手紙、虹の女神 Rainbow Songの熊澤監督の作品。岡田准一、麻生久美子 主演の心が静かに安らぐ恋の物語。 ナチュラルで優しい恋愛映画なので女性にオススメです。
カメラマンの聡(岡田准一)は、モデル事務所の専属カメラマン。
その隣に住む七緒(麻生久美子)は、花屋でアルバイトしながらフラワーアレンジメントの勉強をして、フランス留学をひかえている。
二人が隣同士で住む「武蔵野アパートメント」は、古い木造のアパートで、お互いの生活音が筒抜けに聞こえるてしまう。
聡がコーヒーを挽く音、腰に付けた鍵の音・・・。
七緒の部屋のドアの鈴、加湿器のアラーム、フランス語の練習の声・・・。
そんな、暮らしの中で聞こえる音に、二人は、いつの間にか安堵感を感じるようになっていた。
お互いが「音」だけで意識しあってることは、分かり合っており、日常の中の一部になっていた。
しかし、実は二人とも一度も顔を合わせた事がなく、お互いの顔を知らない。
お互いの存在を「音」だけでしか知らないのだ。
聡は、新進気鋭のカメラマンとして忙しい日々を送っているが、聡が有名になったのは、人気モデルのシンゴ(池内博之)の写真集の撮影をした事がきっかけだった。
聡とシンゴは高校の同級生で、聡のファインダーにだけシンゴは屈託の無い笑顔を見せるからだ。
しかし、聡は、人物写真ではなく本当は、風景写真を撮るのが夢で、カナダ行きを決めていた。
聡は、その事をシンゴに伝えなければならないと思いつつ、なかなか伝えられなかった。
そんな時、そのシンゴが行方不明になってしまい連絡が取れなくなってしまう。
シンゴは、事務所の社長から聡のカナダ行きを聞いていたのだ。
そして、ある日、シンゴの恋人でシンゴの子どもを身ごもっているというアカネ(谷村美月)が突然、聡の部屋に訪れる。
彼女は、シンゴがいなくなったのは、カナダ行きを言わなかったから聡のせいだと言う。
そして、シンゴがここに戻ってくるからこの部屋に住むと騒ぎ出す。
そんな騒ぎも七緒の部屋へ筒抜けであったりする。
七緒は、フラワーアレンジメントの試験を翌日に控えており、隣の騒ぎに落ち着いて勉強ができない。
七緒は、音楽のボリュームを大きくして、「うるさい」という意思を伝えると、聡は、アカネをなだめて壁をトントンとノックしてお詫びをする。
そんなふうに、「音」だけでコミュニケーションを取ったりする顔も知らない「お隣同士」なのだ。
一方、七緒は、ある日、仕事の帰りに毎日寄るコンビニの店員 ハジメ(岡田義徳)から突然告白される。
穏やかだった二人のそれぞれの生活に少し変化が起こる。お隣同士の二人の接点が果たして何処に行き着くのだろうか・・・。
見終わった感想は、上手いよなぁ・・・という感じです。
映像も綺麗だし、キャスティング、音楽も良い感じ。自然光の使い方やアングルも素敵です。
全体的にテンポもよくて、曲に合わせて映像が回ってるのか、映像に合わせて曲がかかってるのか分からないほど。
また、岡田准一と麻生久美子が主演なので、二人が恋愛するのだろう・・・と推測して見てるわけなんだけれど、恋愛どころか「二人とも顔も知らない」という状態でストーリーがドンドン進んでいきます。
気付くと、もうDVDは後半なのに、果たして・・・残りの時間でどうやって接点を持って恋愛に至るのか?いやいや、この物語は、会わずに終わっちゃうんじゃない?しかし、会わなかったら、この結末をどうまとめるのだ?とか、不思議な心配もしてしまう展開です。笑




