BALLAD 名もなき恋のうた

宇宙戦艦ヤマト実写版が公開されるので、山崎貴監督の戦闘シーンもの映画は、どんなものかなと思い見てみました。
また、この作品は、アニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」を原作としたものです。

川上真一(武井証)は、普通の小学生。ある夜から、戦国時代の姫が湖の畔で祈る夢をみるようになる。
ある日、近所にある石仏の“川上の大クヌギ”のふもとから巻物を見つける、その巻物を開くと気を失ってしまい、目が覚めると・・・近くで戦国武将たちが訓練をしていた。

真一は、何かのイベントだと思い、火縄銃で武将を狙っている侍に声をかけると、驚いて発射してしまい的を外してしまう。

そのおかげで井尻又兵衛(草彅剛)は命を救われたのであるが、真一は、怪しい者として、又兵衛に捕まってしまうが、廉姫(新垣結衣)に助けてもらう。廉姫は、真一の夢に出てくる姫であった。

真一は、天正二年にタイムスリップしてしまったのだ。

又兵衛は、春日の国という小国の侍で、廉姫は幼馴染であり、姫を命がけで守ってきた。その強さから「鬼の井尻」の異名を取って恐れられていた。
又兵衛のそんな気持ちを廉姫も気付いているのであるが二人の身分は違いすぎた。

真一は、又兵衛に勧められ、未来の両親 暁(筒井道隆)と美佐子(夏川結衣)に手紙を書いて、石仏の近くにドングリとともに埋める。

現代の世界では、真一は、行方不明になっており、両親 が探していた。
両親は、真一が埋めた巻物を発見し、さらにインターネットで川上の一族の伝説を見つけ、戦国時代に行かなければならないと言い出す。
石仏の近くの“川上の大クヌギ”には、天正の時代に突然、川上の一族が現れ、春日の国を守ったという言伝えがあり、美佐子は、川上の一族は自分たちのことではないかと言い出す・・・。

とにかく行ってみようと美佐子に言われ、石仏の大樹の近くに車を止めて待っていると二人は、戦国時代にタイムスリップしてしまう。

一方、春日の国では、廉姫に婚儀が持ち込まれていた。相手は、廉姫の美しさに目をつけた大倉井高虎(大沢たかお)という関東で勢力を持つ大名だった・・・。戦国時代に小国が生き残るためには、政略結婚を受け入れなければならないのであるが・・・。

まあ、ストーリー運びや、戦闘シーンなども一応ちゃんと作ってあるのかなと思われます。
しかし、この映画は何故「BALLAD 名もなき恋のうた」というタイトルになってしまったのだろうか?
タイトルとパッケージからは、戦国時代のアクション&恋愛映画を期待してしまいますが、原作がクレヨンしんちゃんなので、物語の運び方は、いたってマンガ的で、恋というほどの恋愛シーンは、ほとんどありません。

選ぶ方もタイトルと中身が、これほどギャップがあると、どういった人をターゲットとした作品なのか戸惑ってしまいます。もう少し、クレヨンしんちゃんが原作だという事が前面に出ていたら、分かりやすいかと思います。

まあ、ファミリーで楽しめる戦国アクション映画という気持ちで見れば、良いんですけどね。

また、この映画は、SMAP草彅君の事件で公開が延期されそうになったりして、プロモーション機会を逃してしまい、興行的にも残念な結果になった作品のようです。

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