アンフェア the answer

アンフェアのドラマも前作映画も見ていないのに「the answerなのか?」という思いを抱きつつ、「アンフェア the answer」が邦画会(会社の同好グループ)でチョイスされたため観に行きました。
前評判がえらく悪く、あまり期待しなかったんだけれど酷評されている割には、まあ楽しめたように思う。

あと、ドラマ再放送とかを見て予習していなかったので心配してたけれど、オープニングで今までのあらすじダイジェストをやってくれるので、アンフェア初体験の人でも十分に付いて行けると思う。

まあ、普通にサスペンスものならそうなんだと思うけど、技巧的なトリックとかあるので、「あの場所から何でUSBが出てくるの?」とか、後から考えたり、謎解きをして楽しむことができるのも醍醐味かもしれない。

物語は、東京都内でネイルガンを使った連続猟奇殺人が発生する。殺人現場には、指紋や遺留品が残されており、その所有者は、容疑者として指名手配されるのであるが、その容疑者が殺されてしまうと言う連続殺人事件だ。

一方、雪平(篠原涼子)は、北海道 紋別署に配属されていた。そして、直属の上司の課長の一条(佐藤浩市)と男女の関係になっていた。
東京都から遠い地、北海道で雪平は、何かの事件を調べているのであるが、連続殺人事件で殺害された被害者は、北海道の銀行に勤めていた経験があり、事件と何らかの関係がある可能性があった。

そんな時、殺人現場で雪平の元夫 佐藤(香川照之)の指紋が発見され、容疑者として指名手配される。この連続殺人事件は、容疑者が次に殺害される。
危険を感じた佐藤は、雪平から解析の依頼を受けていた警察の裏の機密情報の鍵といわれているUSBを渡しに北海道までやってくる。

しかし、その直後に佐藤は殺害されてしまい、殺人現場には、雪平の指紋が付いたネイルガンが発見される。雪平は、警察に捕獲され取調べを受けることになる。

雪平の取調べは、東京地検の検事 村上(山田孝之)が行うことになるが、雪平は村上を人質に取り逃走する。そして、佐藤を殺し、自分を陥れた犯人を探そうとする・・・。

一応、娯楽的なエンターテイメントとしてはまとまっており、推理サスペンス映画として構成や演出を組み上げて、きちんとつくってあるように思った。

だけど、犯罪トリックやそのトリックの裏をかいだフェイクみたいな部分に頑張っているのが、この作品の特徴というか、そのものな訳なんだけれど、その分、登場人物の深みが感じられなかったのは否めないと思う。

まあ、サスペンスではありがちなんだけれど、登場人物たちがシナリオのパーツのようになってしまっていて、犯罪に手を染めてしまった経緯や、警察の裏組織に身を置く心のうちなど、凄く浅いものと言うか薄い人物描写になってしまっている。
まあ、特にテレビ番組表から生まれた映画だから顕著に見えてしまったのかも。

しかし、個人的には、篠原涼子がUSBを持って猟奇的殺人の犯人の元へ車を運転して行く場面の鬼気迫る表情が、ある意味、一番怖かった。

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