009 RE:CYBORG

石ノ森章太郎の名作「サイボーグ009」を「攻殻機動隊 S.A.C.」の神山健治監督が自ら脚本・監督を手がけた作品。

もう、「どうしてこうなってしまったんだろう」と思ってしまうような作品です。
それとも、僕の感覚がおかしいのだろうか・・・。

物語は、ニューヨーク、東京、ロンドンやベルリンなどで超高層ビルを狙った同時多発テロが発生する。
世界中で発生するテロがいったい誰が何の目的で行っているものなのか、犯行声明も明らかにされない状態が続きパニックが広がっていく。

その頃、かつて世界の危機を救ったゼロゼロナンバーサイボーグのリーダー、009こと島村ジョー(声:宮野真守)は、過去の記憶を消去され、東京で高校生として過ごしていた。

009は、ギルモア博士によって3年ごとに記憶をリセットされ、高校の3年間を繰り返していたのだ。(延々と高校生活を繰り返すという存在)

そして、同時多発テロの危機から世界を救うため、ギルモア博士の呼びかけにより、ゼロゼロナンバーサイボーグたちは再び集結するのであるが・・・。

3Dで見たんだけれど、和製アニメの3Dということで、どんな仕上がりなんだろう?と興味津々の部分があったのですが、3Dというより重ね絵みたいな感じで「アバター」のように無意識で避けてしまうようなダイナミックさは全然ありません。

バックボーンに「人間の心の中に神がいる」みたいな哲学的な難解なものを置いて、それを紐解くような作品の雰囲気は今どきのアニメらしくて良かった。途中までだけど。

結局、答えは曖昧なまま、最後は世界のやり直しみたいな天国というファンタジーで昇華してしまいます。

しかし、もっとも残念なのは、フランソワーズ(003)は、もっと清純で高貴な感じのキャラだったと思うんだけれど・・・柄の入ったストッキングのセクシーキャラなんてありえない。009とHなことするなんて考えられない。

世にはびこる普通の映画みたいなシナリオを009の中に持ち込んでしまい、戦う戦士たちのストイックさを台無しにしてしまったのは罪が重い。
とても残念に感じたファンは多かったのではないでしょうか。

また、途中で、ピュンマ(008)とグレート・ブリテン(007)が行方不明ってどうなのかと思う。チームで戦う重厚な見せ方は無かったのかと。

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