ルームメイト

北川景子と深田恭子のダブル主演よる多重人格が巻き起こす事件をテーマにしたサイコサスペンス。原作は、今邑彩の同名小説。
交通事故にあってしまった派遣社員 萩尾春海(北川景子)は、入院先のナース 西村麗子(深田恭子)と親しくなる。
経済的に困っている春海に対して、麗子は「一緒に住まない?」とルームシェアを持ちかけてくれる。

頼る者がいない春海は、その提案を受け入れることにする。また、麗子は保険の代理人も引受けてくれると言う。

しかし、一緒に住みはじめ、ある事件をきっかけに麗子の言動に不可解な起こりはじめ、二重人格では無いかと疑いを持つようになる。
その事件とは、入院していた病院の看護婦が何者かから顔に硫酸をかけられ、階段から転げ落ちてしまい死んでしまうというもの。春海は、その事件の犯人は麗子ではないかと疑いを持ちはじめる。

一方、交通事故の加害者の工藤謙介(高良健吾)は、加害者と言う立場だけでなく、何かと春海の力になりたいと思っていた。
事故で派遣の仕事を休んでいる彼女に対して、「自分がやっている雑貨の輸入の仕事を手伝ってくれないか?」と手を差し伸べる。

麗子の行動に不安を持っていた春海は、謙介の所で働こうと事務所行くのであるが…。

この作品を好評価しているレビューが多いけど、まとまりが良い構成だからなのかな。「期待通り」と言う事なんだろうけど、個人的には、美人二人が出ているので「良いんじゃない」と言う感じです。

作品には、色んな伏線があって、それがストーリーを繋げて行き、結末に繋げる感じなんだけど、映像の視点が全て春海(北川景子)目線なので「春海が怪しいなー」と勘のいい人はわかるんじゃないかな。

多重人格もので、いわゆる妄想ストーリー。だから精神を病んでしまった人の「視点」で固定してしまうと「何でもアリ」の見せ方ができてしまう。

「麗子の言動がおかしい」「麗子の持っている服に殺人事件の容疑者と似たものがあった」と多重人格の主人公の目線で映像を見せられたら、映画の中では、それが事実なり、見てる方は上手くリードされてってしまう感じです。で、実は…と言うオチのミステリー。

まあ、その部分がドンデン返しということだし、「そんなこと言ったら元も子もない」のかもしれないけど。

きちんと作ってあり、失敗の無い作品なのかもしれないけど、良い意味でも、悪い意味でも、そこそこの作品で、意外性や発見と言うものはありません。駄作ではありませんが。

また、物語を早く進めるために、春海がルームシェアをすぐ決断してしまったり、保険の代理人を簡単に麗子にお願いしてしまったりと、多少強引にストーリーを展開する場面も少し気になりました。これも、脳内の出来事だからということか。

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