貞子 3D

かなり好評価だった試写会レビューを見て期待して劇場に行きました。
飛び出すびっくり3D+石原さとみPV映画です。はっきり言ってホラーではありません。

ストーリーは、ネットでは有名なアーチスト柏田清司(山本裕典)は、自分が自殺する映像をニコニコ動画の生放送で配信する。
その影像を見たユーザーは同時刻に自殺してしまい動画はすぐに削除されたのであるが、インターネットのどこかで見る事ができる「呪いの動画」として噂されていた。

女子高で教師をしている鮎川茜(石原さとみ)の生徒 典子も興味本位で授業中にスマートフォンで動画を探しているのであるがリンク先は「404notfound」の状態ばかりだ。そんな典子に「呪いの動画なんて見ないでね」と忠告する茜であるが、その夜、典子は自宅の窓ガラスを割って飛び降り自殺をしてしまう。

警察の刑事の話では、自殺する直前までスマートフォンで何か動画を見ていたと言う。

典子の親友、理沙(高良光莉)は、真相を知りたいと学校のパソコンで「呪いの動画」を探すのであるが、あるリンク先をクリックすると画面が髪の毛でいっぱいになり、そして「呪いの動画」が始まってしまう。
理沙の危機を感じた茜は、その教室に飛び込むのであるが・・・。

さて、この作品、「柏田がブログで批判されて炎上した位でなぜ世の中全てに復讐を企てるの?」とか「なぜ復讐の方法が貞子復活なの?」とか「何故スマートフォンを壊すと貞子を倒せるの?」とか、疑問を持ってはいけません。
この映画は、びっくりさせる事が重要で、それ以上のものではありません。

街中を歩いているとビックカメラのマルチビジョンから貞子がドーン!デジタルサイネージから貞子がドーン!これを「わっ!」と驚くのが作法です。

あと、石原さとみが背後を見ずに敵を刺したりとかサムライ過ぎる所も突っ込み所として見逃せない。貞子に追いまわされて悲鳴をあげながら逃げるんだけれど、追い詰められると冷静に鉄パイプでグサッと仕留めたりと、強くなっちゃったりします。

前半部分の学園で起こる都市伝説的なミステリーの展開は、ジャパニーズホラーの鉄板的な流れで、ストーリーを堅実に進めるかと思いきや、中盤からスカスカな残念な展開。

しかし、見終わった後のスッキリ感は今までに無いジャパニーズホラーの新境地かもしれません。これは、味わったことの無い感覚です。新感覚です。ここまで怖くないホラーを作れるのは、才能のひとつかもしれません。

原作者の鈴木光司氏のコメントは 「日本ならではの じわじわくる恐怖も残しつつハリウッドホラーのようなグロテスクな部分も取り入れた」と言っていたそうであるが、「じわじわ」無かったですね。

あと、石原さとみファンであれば充分楽しめるファンのための映画でもあるのかな。

おすすめ度