シネマテークの「Love and Eros CINEMA COLLECTION」で見てきました。内田春菊が自身の原作にメガホンを取った初監督作品。
内田春菊と言うと、岡崎京子、桜沢エリカらと「女の子エッチ漫画家」としてバブル世代によく読まれた作品で、当時は、女子の赤裸々な性体験に関心が寄せられたけれど、今は、どうなんでしょう。
彼女の作風は、エロチックで自由な女性が主人公で男たちを翻弄させ、しかし、結末はオチと言うよりシュールな空気感を残すものが多かった。
あの頃、内田春菊の漫画を読むと、その空気感というのが都会的で洗練されているように感じ「ガツガツしたものを追求して行くと、こんなんになっちゃうんか」と、遠くにある感覚のような気がして、妙に感心していた。
映画のストーリーは、カラオケボックスでアルバイトをしている専門学校生 五月雨ユウ(小林優斗)は、合コンなどでは無く自然な出会いで恋人を作りたいと思っていた。
しかし、カラオケボックスにママ友グループで来る人妻の芙美恵(鈴木砂羽)に憧れたりもしてしまう。
ある日、友だちから「ヤリコン」のメンバーが足りないので参加して欲しいと懇願される。
仕方なく参加すると、そこには、カラオケボックスの常連である、憧れの人妻の芙美恵が参加していた。
しかし、実は普通のコンパで、友達たちは察するものがあったのだが、ユウは合コンが始まると芙美恵の手を強引に引いて、店を飛び出してしまう。
ユウは「ヤリコンだって聞いてたから、絶対に他の人に取られたくなかった!」と言うと、芙美恵は、「そうなの?じゃあ、今からホテル行く?」いきなりの急展開になってしまう・・・。
というような、性に開放的で自由な主婦と、経験の少ない学生くんとの恋愛を描くもの。
マンガだとシュールで洒落っ気のある雰囲気が、実写で見ると生々しく感じられ引いてしまう部分もあったんだけれど女性から見ると違うのでしようかね。
また、性描写を「戦地へ向かう新人兵」として比喩し、マンガで表現していたのだけれどエロチック&コミカルな感じで面白いし、むしろメンタルな部分の表現としてはリアルに感じられた。
まあ、何となく場面場面のティストは、内田春菊 自身の体験をモチーフにしてるような気もしなくはなく、そんな風に想像して観ると楽しめるかも。笑
あと、ユウが通学している専門学校が小さなアクタースクールで出演者とかエキストラとか、本当にその学校の生徒や関係者?というような感じがします。




