竹中直人監督作品。Amazonでも評価が高く、レンタルショップでベスト10に入っていたので、「どんなもんかな?」と思いまして見てみました。
物語は、山形県の山村 御釈ヶ部村に、東京から都立紅女子高校 歴史研究会の女子高生たちがやって来ることから始まります。
この村は、平家一門の落ち武者 葛貫忠経(沢村一樹)と光笛(成海璃子)の悲恋の伝説が伝わる村。その村おこしの「落ち武者キャンペーン」に研究会の顧問の先生 勝海子(マイコ)が誘われ、美香代(成海璃子:二役)、圭(紗綾)、胸恵(波瑠)、宙子(桐谷美玲)たちは、夏休みを返上して連れてこられた。という設定。
しかし、村おこしの施設を建てるために葛貫忠経を奉った祠を三太郎(AKIRA:EXILE)の反対を押し切って、村長(生瀬勝久)が壊してしまったことで、落ち武者たちがゾンビとなって蘇り、村人たちを襲いはじめる。
さてさて、落ち武者ゾンビたちに追いまわされる彼女たちの運命はいかに・・・。というような簡単なストーリーです。
この映画、前半の導入部分では、取り残された昭和を小物などで演出してたり、バスガイド役に大人計画の井口昇(恋する幼虫などの映画監督でもあります)をキャスティングしたり、「この三太郎って、EXILEのAKIRA?」と思わせるような情けない役柄にするなど、とてもよい雰囲気を醸し出していて、序盤「つかみ」どころは十分なのですが・・・中盤になると、もうドタバタ劇という感じで・・・最後までそんな調子だったりします。
物語のはじめの方で期待しちゃった分、本編がありがちな「ゾンビの追いかけっこ」になってしまってる事がとても残念な作品です。まあ、そのあたりを「B級で良いじゃん」と許せるかどうか。という所が評価が分かれる所でしょう。
個人的には、ちょっと「狙ったところ」も垣間見れたりしてる割に、後半ドタバタ劇にしてまとめちゃったりする所が「なりきれてない」ように思うのですが、みなさんはいかがでしょう。
むしろまとまらずに「この映画なんだったんだ?」と、余韻を残すほどB級にして欲しい所ですが、出演者が豪華すぎるし、興行的なものもあるし無理ですね。
怨念から蘇る落ち武者 葛貫忠経役が沢村一樹なんだけれど、見ていて、「一体どこで本性を現すのだ?」と期待していたんだけれど・・・最後まで「普通の演技」で通しちゃってます。
何だか、もったいない様な気がするなぁ。この人なら、サラリーマンNEOのような変な演技を期待してしまうのは、僕だけだろうか。
また、怒られてしまいそうなんだけど、成海璃子が思春期特有のずんぐりした体形になってたりして、これもちょっと期待はずれという感じです。
ちなみに、圭役の紗綾は、この映画では、機械好きの地味めなオタク少女を演じていますが、実は、ジュニアアイドルブームの中でFカップ小学生として話題になったグラビアアイドル(紗綾写真集 さあや11歳の伝説)だったりします。




