kagamiの森

この映画は、セカンドライフという仮想空間をテーマにした映画。
僕自身も2007〜2008年の期間に随分ログインした経緯があったりして、取り上げてみました。

ちなみに、このサイト、2008年に更新がされていませんが・・・つまり、僕もいわゆるSL(セカンドライフ)中毒だったりしてたので、この世界のことは何となく、わかっています。

2007年頃、セカンドライフは、マスコミで次の広告メディアであるなどと、次世代メディアのように紹介される一方、参入企業の施設にはユーザーが集まらず、期待に対して効果が薄かったため、トレンドとしては、過去のもののように認識されています。

しかし、セカンドライフは、WEBサイトのように時差活用型のコミュニケーションとは違った、「そこに居なくては分からない」「ログインしていなければ体験できない」という、同期型のコミュニケーションということから、同時セミナーや音楽コンサートなど、時間、場所を同期させるイベントなどの可能性も期待できる仕組みだと思う。

また、ハイテクノロジーを使っているんだけれど、ログインすると美しい海や海岸だったり、山だったりする。
そこには、かつて誰かが丁寧に建築した建物があったりして、不思議な歴史みたいなものが感じられ、むしろリラックスしてしまう不思議な世界だったりする。

まあ、そんな世界で展開される映画なんだけれど、この映画は、現実世界で、行き詰まりを感じた主人公が、セカンドライフでの出会いにより、何らかの解決に向かうストーリーである。

人は、行き場のない感情を抱いたとき何をするのであろうか。自暴自棄になる。破滅に向かう人もいる。
しかし、その感情を文章や音楽、芸術に込めて昇華させる力を人間は持っている。

セカンドライフのものづくりもひとつの昇華の方法であり、きっとそれは、現実世界の個人へも良い影響を及ぼすものであると思う。

2008年芸術科学学会賞 奨励賞作品。

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