青い春

松田龍平 主演の男子校を舞台にした学園ドラマ。「学園ドラマ」というと恋愛モノを想像してしまいがちだが、この映画は、違う。
走り出したら自分を破壊するまで走る、ある男子校を舞台に繰り広げられる「男の群れ」の物語だ。

松田龍平が、クールな表情で何を考えているのかわからない、凶器の様な九條(松田龍平)を演じる。彼は、朝日高校伝統のゲーム”ベランダゲーム”で新記録を出す。それは、柵の外側に立ち、 手をたたく回数を競うのだが、 柵に掴まっていなければ数秒と立っていられない。失敗すれば校庭にまっ逆さまに落ちてしまう命がけのゲームだ。
このゲームで新記録を出した九條は、学校を仕切ることになるのだが、彼にとっては、どうでもいいことであった。

やがて、目の前に迫ってくる進学や就職といった現実から逃れるかのように、 屋上にたむろしては時間をつぶす。その繰り返しの退屈な毎日にイラ立ち、 時に暴力をふるいながら、彼らは、スピード感を増していく。
そして、彼らも交差点に行き着く。。極道として生きることを決める者、少年院に行く者。。目的も定められないまま破壊的なスピード感で、走り続ける者。。。

花壇の花と九條たちに愛情を注ぐ先生にマメ山田。また小泉今日子もゲストで出演し、個性的な俳優陣が日常のなんでもない風景を演じるからリアリティを増す。

「花は咲くもの枯れるもんじゃない」花田先生の思いは決して無駄じゃないと思いたい。

青木君(新井浩文)は、九條と決裂する以前は、かっこよかったんですけど、おかしくなって眉毛と髪型を変えた時、さまぁ~ず三村に似ているなぁ。。。と、不謹慎でした?(不謹慎ってちょっと違うなぁ)

桜が綺麗でありながら閉塞感のある学校のロケは、多摩市の廃校で行われたそうです。

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