今さらながら「たそがれ清兵衛」を見る。実話をもとにした娘の回想という形で物語は進み、映画の世界へ引き付けられる。細やかな小道具や美術まで配慮された作品づくりは、さすが山田洋次監督としか言い様の無い作品。安心して見ることができ、期待以上に感動した。
この映画、清兵衛の小使役で神戸浩が出演しています。この人、名古屋在住の俳優で、性質上ああいった役をやる事が多いのだけど、悲哀感なく役柄を演じる事ができるのは(舞台の時も本人が言っていたが)本当に演じる事が好きなのだろうと思う。ハンディを乗り越えながら、スターと競演し、苦労した事を感じさせない。一流の俳優だと思う。
映画の話に戻るが、あの時代あの地域、戊辰戦争では佐幕派とされた藩(佐幕でもないのだが)の多くの優秀な人たちが命を落した。清兵衛もその一人だと思われるが娘の「父は幸せだった」という言葉に救われる。家族となった3年間が珠玉のような日々であったであろう。
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