「リング」「らせん」で大ヒットを飛ばしハリウッドからオファーも入る中田秀夫監督が日本映画の黄金期を描きながら、代表作のように恐怖や怪奇ではなくファンタジーな映画をつくった。
映画と人生。ハレとケで考えるとスクリーンに映るスターは、人生の一瞬のハレの舞台なのかもしれない。かつての大スターだった老人(老人 ジョニー吉長:若い頃 西島秀俊)が妻(若村麻由美)の死をきっかけに落ちぶれてしまい、しかし、それまでは決して妻に優しくしていたわけでもなかったのだが・・・。
その別れをきっかけにアルコールにおぼれ消息不明になり、ひょんなきっかけというか、撮影所の記録があまりにも古いものまで管理していて病人役として最後のラストシーンを演じることになる。そして、それは主人公の人生のラストシーンを場面を演じることとなる。。
彼は、スタッフのミオ(麻生久美子)との関わり、演じる事で今までの自分が抱えてきた葛藤と記憶を過去へ未来へと、めぐらせるうちに消化していく・・・。涙は出なかったが、えらく心に残る感動的なドラマでした。
ありきたりなタイトルにだまされること無く、なかなか中身は濃いので見てみる価値はあると思いますよ。
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