こんなにリアルなアニメを見たことが無かった。リアルに感じさせるアニメといった方が正しいかもしれない。
基本的にアニメってどこか馬鹿にしていたところがあったのだけれど、間違っていましたね。
ジブリ系のアニメとは違った、アニメならではのレトリックや場面展開など、しっかりしていて、いやはや(古い^^;)、はめられてしまった感じです。いや楽しかったということですけどね。
物語は、アイドル・グループ、チャムから独立し、女優へ転身を図った主人公 未麻。しかし、その思惑とは違った仕事をしなければならなくなる。初仕事は、連続ドラマ出演だったが重要な役回りをゲットした代わりに、アイドル時代には考えられないような、大胆なレイプ・シーンを演じなければならなくなる。さらに、大胆な写真集の撮影など、ここまでして女優の仕事をしなければならないかと悩む・・・そんな時、未麻の仕事に関わる人たちが次々と事件に巻き込まれていく。
原作が竹内義和の「PERFECT BLUE―夢なら醒めて」で、かなりアレンジされて作りこまれているように思えます。未麻はドラマの中では二重人格の役をやるわけですが、その役回りと現実が交錯する場面展開は、アニメならでできることをフルに使っていて、引き込まれてしまいます。
また、制作のためにアイドル・グループ、チャムの振り付けなどよりリアルにするために、3人グループに実際に振り付けで踊ってもらい、アニメ化しているところなど、こだわりを持った製作過程がリアルなアニメーションに仕上げているのだろうと感心させられます
基本キャラクターが江口寿史、原案に大友克洋が加わっていたり、その系統好きな人はぜひ見ておきたい作品ですね。あ、ちなみにR指定です^^;
あと、気に入ったのが音楽ですね。何というか時間がたってしまうと忘れてしまうような、アイドル系の音楽。楽しい楽曲の割には、儚さというか一瞬の輝きを感じさせているように思えて、好きですね。
FANT・ASIA’97 PUBLIC PRIZE FOR THE BEST ASIAN FILM(グランプリ)受賞作品。



